首都圏と北海道の緊急事態宣言が解除され、いよいよ新しい生活様式に変わった日本の第一歩が全国的に始まりました。日本人は元々まわりに配慮することができる民族であり、他人への手助けを容易にできる点が世界的にも評価されています。

私(娘)は結婚してちょうど10年を迎えましたが、新城出身の主人が付き合っているときから埼玉に転勤しており、私も新婚から6年、埼玉に転出していました。ちょうど娘がお腹にいた2011年、東日本大震災がおこりました。我々のいる地域は茨城県に隣接していたので、大変な揺れでした。計画停電、水や食品を並んで買う生活、ガソリンスタンドは三時間待ちました。

今、コロナ騒動で世の中がパニックです。しかし、私はこの大震災の経験がとても活きています。毎日食べられてありがたい。この感謝があれば不満もないです。東日本大震災のときに被災された方たちは毎日お風呂や食べ物にこまり、体育館でプライバシーのない生活でした。今はどうでしょうか?!食べ物にこまりますか?プライバシーがないですか?みなさんなぜそこに目が向かないのでしょうか。

お金の遣い方にも私の中で変化がありました。今回のコロナ騒動で、金は天下のまわりものである!と、昔からの言い伝えを実感したのです。無駄遣いするわけではなく、節度を持った遣い方で周りの人を応援したいとおもうようになりました。いつもいく店でいつもよりたくさん注文してみる。いつもならインターネットで買うようなものを小さい個人店で買ってみる。お墓参りを一回増やす(仏花を多く買う分、花の生産者を応援できる)

何を買うか、何に遣うか、その先にあるものを見るという意識を持ちました。今日、分散登校でお姉ちゃんが休みの日です。私も仕事が休みで弟も保育園をお休みになります。みんな休みの楽しい日に大好きな鯛焼きやさんにいきました。娘と私の分しかいつもは買いません。今日はお店のために一つ多く買いました。コロナ騒動でマイナスばかりだと思わずに、学べた事を実践できた満足感がありました。それだけで今日という日はとても楽しい1日になりました。